エースコンバット7_1

現代の戦闘機を使用したフライトシューティングゲームとして人気の『エースコンバット』シリーズです。来年には新作エースコンバット7の販売が予定されているのですが、過去のシリーズでは不可能だったコブラやフックといった機動ができるようになったと報じられています。

株式会社バンダイナムコエンターテインメントが開発中のPlayStation®4、Xbox One向けゲーム「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」。実はシリーズとしては初の「Post Stall Maneuver」(ポストストールマニューバ)という特殊な機動を盛り込みプレイヤーが自在に使用することができるようになっているとのことです。

4Gamer.netによると、この機動は「一部の戦闘機で、ゲーム上級者が操作テクニックをより極める新要素」としています。こちらが先日公開されたPost Stall Maneuverを行うプレイ映像です。



実はPost Stall Maneuverは実際の戦闘機が行うことができる機動コブラ、フック、クルビット、ダブルクルビットなどいくつ呼び方が付けられています。主にこのような機動はロシア軍機による航空ショーで行われることが定番となっています。



こちらは2017年7月末に開催されたロシア最大のエアショー『MAKS 2017』で撮影されたSu-35Sの展示飛行です。動画では1分44秒、2分18秒、2分59秒など短時間に複数のPost Stall Maneuverが披露されています。

過去のエースコンバットシリーズやBattlefield 3では敵機がこのような機動を行っている様子は確認されていたものの、プレイヤー側が操作可能なゲームというのは珍しいと考えられます。

▼Battlefield 3で敵機が『コブラ』を行っている様子。


ちなみにこのコブラを実際の機体で行う場合としてSu-27 フランカーの場合では220ノット(407km/h)、エンジン出力85%の飛行時に操縦桿を16kgの力で手前に引くことで機首が持ち上がり、機体下部の翼部分がエアーブレーキがかかりそのタイミングでも操縦桿を元に戻せば水平飛行に戻ると言われています。