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北朝鮮との緊張状態が続く韓国。その国と国境を接する地域で先日、どこかで発射された銃弾により韓国陸軍の兵士1人が死亡するという出来事があったと報じられています。

韓国メディア「聯合ニュース」によると今月26日、韓国北部にある鉄原軍部隊射撃場付近で作業を行っていた韓国軍兵士1人が頭に銃弾が命中し死亡する事件があったと伝えています。

송영무 국방장관, 철원 병사 사망사고 특별수사 지시(종합)



記事によると、事故があったのは北朝鮮と国境を接する江原道鉄原郡で当時、部隊は工事作業を行い終えて20人らと基地に帰る途中で兵士1人が突然倒れたとしています。その後、病院に運ばれたものの1時間後に死亡しました。
死亡した兵士は頭に銃弾が命中しておりどこからか発射されたものであることは間違いないとしています。しかし、記事を読む限りでは発砲音を聞いた兵士はいなかったと考えられ誰がどこから発砲したのかは現在のところ不明となっています。

ただ、兵士が倒れたところからおよそ400mほど先に軍の射撃場があり事故発生当時は兵士による小銃の射撃訓練が実施されていました。

▼死亡した兵士は射撃場の先で撃たれたとのこと
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この事件に関して韓国の国防部調査本部は28日午前9時に関連事故の捜査を開始したとしており現在のところ射撃場から放たれた銃弾が何らかの理由により偶然当たった可能性が高いとしています。ただ、現在のところ全ての可能性を排除せず調査を実施しているとのことです。

ちなみに、射撃場で射撃訓練が行われている時は周囲が立入禁止となるものの当時そのような規制は一切されていなかったとしています。