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ここ最近韓国で急増していると言われる盗撮被害に関してソウル警察は設置されているカメラ等を探す大規模な捜査を実施したものの何一つ見つからなかったと報じられています。

韓国メディア『聯合ニュース』によると、ソウル警察は先月1日~28日にかけ市内の公共施設に対し違法に設置されたカメラが無いか集中捜査を実施しました。調査の対象となったのは1474箇所で283人の警察官ら捜査にあたったものの発見されたカメラはゼロだったと今月30日発表しました。

'몰카를 찾아라' 서울경찰 대대적 점검에도 발견은 0개

記事によると捜査が行われたのは鉄道施設293箇所、バスターミナル5施設、公衆トイレ667箇所、大学92校、その他の複合施設417箇所です。公園のトイレや会場に設けられた楽屋、プールの更衣室など盗撮被害が確認されているところを集中して点検を行い、違法カメラから飛ばされている電波を探知できる装置などを使って端末を探しました。

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今回の発見がゼロだった件に関して、警察関係者は「隠しカメラが1つも見つからなかったことは良いことだ」「集中点検が終わったあとも定期的な点検を今後実施する」と話しています。

韓国における盗撮被害は2011年に報告された1,523例から2016年には5,185件に急増していることが明らかになっています。また、最近では男子トイレにはなく女子トイレにはあるというドアノブ付近に開けられた複数の穴がSNS上で話題になるなど盗撮被害に注目が集まっていました。韓国では犯行を繰り返す盗撮犯に対しては化学的去勢を適用する法案が提出されています。