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子供が誘拐され、そして殺害される非道な殺人。これらは報道合戦がされるほど注目される事件に発展することがあるのですが、その一方で殺害される子供の多くはこのような不審者やそこらの人間ではなく親族、特に母親により行われている現状をご存知でしょうか。今回は1週間に1人以上の子供が虐待により殺害されている現状をデータから紹介していきます。

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ここ最近、子供が殺されるというニュースを頻繁に目にすることはないでしょうか。そしてその多くが親族つまり親や祖父母により行われていると気づかれるかたも多いはずです。では実際はどうなのか、今回は関連する資料を元に紹介して行こうと思います。

まず、どれだけの子供が1年間に殺害されているのか数を知る必要があるのですがこれは警察庁がまとめた資料から確認することができます。多少古いデータになるのですが、平成23年度における13歳未満つまり12歳までの子供の被害件数は76件となっています。

罪種別子供(13歳未満の者)の被害件数の推移

このデータからは76件は何が原因で死亡にいたったのかまではまとめられておらず他のデータから確認する必要があります。次に紹介するのは厚生労働省がまとめた『子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について』という資料です。

これによると平成23年度さらに12歳まで虐待され死亡した子供は55人であることが分かります。ただし、この数はあくまで何らかの方法(暴力や食事を与えない等)で虐待死したものであり親と心中した数は除外されています。

子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について

では子供らは一体誰に殺害されたのでしょうか。次のデータをみると13歳未満の55人を含む18歳未満の58人は実母により33人(56.9%)が殺され、次に多いのは実父11人(19%)、そして実母と実父つまり両親により殺害された件数は5人(8.6%)となっています。

主たる加害者(心中以外の虐待死)
このデータを見ても分かるように1次報告から12次報告まで実母に殺された子供は348人で率は55.6%。つまり子供が虐待死した場合、2人に1人が実の母親により殺害されていることになります。

平成23年度(上の資料では9次報告にあたる)に殺された子供の数については警察庁の資料は『件数』となっており『人数』と同じなのかは不明なのですが、仮に76件という数字が人数と同じだった場合、18人以外は全て親族により殺害されています。そして半数は母親です。
見ず知らずの不審者による児童に対するいたずらやわいせつ、暴行事件は相当な数になっているのですが、一方で家庭内における子供に対するこの手の犯罪件数はどの程度となっているのでしょうか。殺される子供の割合から見ても相当な割合を占めている可能性があります。

確かなのは子供が殺害される原因は見ず知らずの不審者が多くを占めているのではなく圧倒的多数が親族間で行われているという現実です。いくら登下校で不審者を警戒したところでその先にいるであろう『親という殺人鬼』を警戒しなければこの数は減ることはありません。

子供の世界は狭く大人のように逃げ隠れすることはできません。大切なのは虐待の疑いが確認された場合は仮にそうではなくても私達が当局に連絡する必要があることと、いち早く子供を保護しなければならないことです。もしそのような虐待にあっている子供を見つけたら児童相談所 全国共通ダイヤル『189』に電話するだけで守ることができます。
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