F-35

最新鋭の戦闘機として生産・開発が進められているF-35。日本国内でも生産された1機目(5号機)が今年6月に初飛行しているのですが、身長よりも遥かに高い位置にあるコックピットへはどのように乗降するのでしょうか。

世界で配備されているほぼ全ての航空機は機体前方にコックピットが置かれパイロットが操縦を行います。私達が一般的に乗ることができる旅客機は乗降口が設置されており、階段状の『タラップ』を使う方法、そして空港から直接乗り降りすることができる『ボーディング・ブリッジ』が採用されています。

では一人乗りの戦闘機はどのような方法が採用されているのでしょうか。



実はF-35の場合は戦闘機自体に梯子が搭載されているようです。正式な名前は不明なのですがコックピットから見て左下、ハニカム模様の扉を開き引き地上の人が梯子を引き出す形になっています。

一般的な戦闘機はタラップを小型化したかのような梯子が使われており、F-22も例外ではなくそのような物が使われています。ただ、F-35だけがこのような内臓された梯子を搭載しているのではなく簡単に調べた限りではドラマ「トップガン」でお馴染みのF-14 トムキャット、攻撃機 A-10についてはF-35に近い内蔵梯子が採用されているようです。参考:三沢基地航空祭2014見学記録 ②

▼F-14の内蔵梯子
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