image_35

アメリカが中心となり建設を目指す月軌道の小型宇宙ステーションから発進する形で将来的に日本人を月面に送り込むというJAXAの構想について文部科学省は難色を示し議論が先送りされたと報じられています。

スポンサーリンク
国内の複数メディアによると2017年6月、JAXAが2030年代を目処に実施したいとしていた日本人宇宙飛行士の有人月面探査構想に関して文部科学省は議論を先送りし、来年3月までに今後つまり『国際宇宙ステーション引退後』の宇宙飛行士の活動を具体的にどう進めていくのかは示されなかったとしています。

記事によると、文部科学省が難色を示したのは膨大な予算がかかる点で、日本単独もしくはアメリカと共同で実施するという形ではなく多くの国が資金と技術を持ち寄って国際協力で進めるのが『得策』だと指摘。
その上で、これまで国際宇宙ステーション開発で培った技術をさらに発展させ宇宙飛行士に必要な水や空気の浄化、深宇宙で深刻となる放射線防御の技術開発に力を入れるべきだとしています。

月軌道宇宙ステーション『ディープスペースゲートウェイ』


国際宇宙ステーションが2024年前後に引退することを目処にアメリカが今後の宇宙開発の拠点として建設を目指すのは月を周回する『ディープスペースゲートウェイ』という小型宇宙ステーションです。この宇宙ステーションは最終的には有人火星探査を実施可能とする中継基地として建設されるものなのですが、別のミッションとして先日月面への有人着陸構想が発表されていました。

JAXAはアメリカのディープスペースゲートウェイに参加し得意とする無人探査技術で貢献することで将来的に日本人宇宙飛行士の月面到達を構想していました。(参考)

ただ、現在の構想ではディープスペースゲートウェイは国際宇宙ステーションのように大きくなく、最大乗員は僅か4人です。そのため同時並行してアメリカが目指す火星有人探査と有人月面探査を実施することは仕様上難しくいと考えられ宇宙ステーションの規模を拡張し新たなモジュールの追加、スペースXやロシアを含むロケットを借りるなどの計画の変更が求められると考えられます。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!