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韓国、釜山市に建設されたビルが日に日に傾き、最大で100cmを超える数値にまでなっていたことについて、工事が実施され現在は3cm以内にまで修正されたと報じられています。

韓国メディア『SBS』によると、倒壊の恐れもあった釜山市の『Dオフィス(仮名)』に関して今月9日時点で最大105.8cmにまで外側にずれた建物が復元工事が実施されたことで現在はほぼ傾きが無くなったとと報じています。

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記事によると、地盤の安定化作業が実施されたことで1日あたり20cm以上ずつ傾きが修正。先日行われた施設安全点検の評価ではEランクからAランクとなり、元あるべき位置より3cm以内に収まったとしています。合わせて傾きが確認された10棟のうち6棟は計測器をつけ追跡調査を4棟は精密安全診断を行うとしています。

▼作業前と作業後
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安定化作業では傾いた建物の下に大量のセメントを注入し持ち上げるという方法がとられました。今回の傾きの原因についてはビルの自体には問題はなかったと見られています。一方で、ビルに近いところで行われた新築工事で地盤の掘り起こしを行った際に、1.7m掘り進んだところで地下水が流れていたことが確認されていたそうです。しかし業者は遮水壁を設置しておらず地下水が変化したことで結果的にDオフィスが傾いてしまったとしています。

今後Dオフィスについては最終的な復元工事を終えた後に精密安全点検を実施しビル本体が再利用可能か判断されます。