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ネジ1本から50インチを超える大型テレビまでネット通販では様々な製品を購入することができます。一方で消費者の手元に届くまでに衝撃が加わるなどして破損してしまう割合が高くなることに関し、ある商店はダンボールに別の商品が入っていると偽装することで破損率を削減することに成功したと報じられています。

オランダの電動自転車販売業のVanmoof(バンムーフ)は、自転車をオンライン販売する事業を強化しています。商品はオランダ国内だけでなく、ヨーロッパやアメリカにも運搬されますが、特にアメリカにおいて商品が運送中に破損する運送事故が多く、返品・交換・返金処理に悩まされていました。アメリカではなんと全注文の25%で配達障害が発生しており、ビジネス上大きな問題を抱えていたそうです。

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今回登場するのはオランダで自転車を販売している企業なのですが海外への発送に関して特にアメリカ宛てに輸送された商品のうち1/4、25%が消費者の手元に届くまでに破損するという問題があったそうです。

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そこで、商品が入っているダンボールが一般的な薄型テレビが入っているダンボールと形状がよく似ていたことからあえてテレビが入っているかのようなパッケージデザインに変更したそうです。結果、アメリカ宛の輸送に伴う損傷はこれまでの80%も少なくなり見事問題を解消することができたとしています。

この企業によると消費者への受け渡しが終わった後、つまり消費者がダンボールを開封するまでの損傷に関しても苦情や返品が少なくなったとしており、消費者もこれまで以上に丁寧に扱っているのではないかと話しています。

日本における輸送時の損傷はどのくらいなのかは不明なのですが、ヤフオクやメルカリなど個人間でやり取りされることが多くなっている現在、余計なトラブルが発生しないよう梱包には注意したいところです。