ドラゴン補給船_1

アメリカの民間宇宙ベンチャー『スペースX』は国際宇宙ステーションへ物資の補給また研究された試料を地球に返すことに使用しているドラゴン補給船について、一度使用した補給船を再整備し宇宙へ送り込むと発表しました。

Space.comによると、スペースXが今年12月に打ち上げ予定の『ドラゴン補給船』を使用した国際宇宙ステーションへの物資輸送任務に関して、2015年4月に打ち上げられ後に海上に着水した船体を再整備したものを使用すると報じてます。
同社CEOのイーロン・マスク氏によると「補給船の再利用は完全な再利用可能な宇宙飛行システムを開発しているスペースXの取り組みの一環だ」と説明しています。

SpaceX Will Launch Another Used Dragon Capsule to Space Station

▼12月に再打ち上げ予定のドラゴン補給船


ドラゴン補給船はアメリカ航空宇宙局 (NASA) の商業軌道輸送サービス (COTS) の契約に則り開発・運用している宇宙船で高さ2.9m、直径3.6mの円錐形をしています。国際宇宙ステーションへの物資輸送に関しては内部の与圧空間、外部の非与圧エリアに最大で3.3トンの貨物を搭載することができ地球へは最大で3トンの荷物を積載し帰還させることができます。
ドラゴン補給船を有人型に拡張したものがドラゴンV2などと呼ばれる有人宇宙船になるものの現在まで有人打ち上げは一度も行われていません。



ドラゴン補給船

地球への帰還は耐熱パネルとパラシュートで減速し洋上着水が行われています。その後、回収船により釣り上げられ船に載せられ陸地まで輸送されています。国際宇宙ステーションへ物資を送る手段は日本のHTVをはじめいくつかあるものの試料を地球に返す方法は現在のところ有人のソユーズ宇宙船とその無人補給船プログレス、そしてスペースXのドラゴン補給船に限られています

またJAXAはHTVに小型回収カプセルを搭載する計画が進められており将来的に国際宇宙ステーションからの物資の持ち帰りや後に続く月・惑星探査からのサンプルリターンなど目的に応じたシステムへ適用を目指していくとしています。
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