マーリン1D

海外の複数メディアによると、先日スペースXが開発しファルコン9ロケットに搭載予定の改良型『マーリン1D』について試験中に爆発し施設に被害でていると報じられています。(写真は従来型マーリン1D)

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ロシアの宇宙関連ニュースサイト『Космическая лента』及びスペースXの発表として、爆発事故があったのは今月4日(現地時間)、テクサス州マクレガーにあるエンジン燃焼施設で発生しました。事故の詳しい状況については液体酸素が漏れたことで発生したと伝えられているだけで詳しい事故原因は不明です。

Новая версия двигателя Merlin-1D разрушилась во время стендовых испытаний


また、非公式の情報としてテストが実施された施設が破損しているとしており修復には少なくとも2~4週間ほどの時間を要するとしています。マクレガーには併設する形でもう一つエンジン燃焼施設があるらしくこちらは数日以内に復帰することが可能としており、今後のテストには影響は出ないとしています。

▼2012年に実施されたマーリン1Dの燃焼試験(エンジンは旧仕様)

今回テストが行われいてたのはスペースXが運用しているファルコン9ロケットに搭載されているマーリン1Dというエンジンです。マーリン1Dはこれまで複数に渡り改良が加えられその最新の改良型が試験されてました。

▼ファルコン9ロケットと9基のマーリン1Dエンジン(ロケットとエンジンは旧仕様)
ファルコン9

この改良型のマーリン1Dを搭載したロケットが『ファルコン9 ブロック5』でファルコン9シリーズの最終型になります。ブロック5は現在運用されているファルコン9フルスラストよりも打ち上げ能力が更に向上しておりエンジン出力は7~8%増強。より再利用に適した耐久性の高いエンジンに仕上がっています。またロケット本体にも細かい仕様変更が加えられており打ち上げ後地球へ帰還するまでに使用する燃料が少なくなるとしています。更に一度打ち上げたロケットを再整備・改装することで最大100回の再利用を目指しています。

ファルコン9 ブロック5の初打ち上げについては当初今年中にも行うとしていたものの、今年はブロック5の移行型となるブロック4での打ち上げを3回実施する予定が組まれており来年以降に初打ち上げが行われます。

事故調査は今後数週間要するとのことなのですが現行ロケットの打ち上げ問題なく実施されます。ただ、今後ブロック5で打ち上げ予定としていた有人宇宙船ドラゴン2の打ち上げは延期される可能性が高いとも指摘されています。

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