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先日、北朝鮮と軍事境界線にある板門店で北朝鮮兵士が決死の亡命をするという出来事がありましたがこの時、韓国側に逃げる兵士に対し拳銃及び自動小銃で40発あまり発砲していたにも関わらず韓国側は一切応戦しませんでした。何故韓国側は応戦しなかったのでしょうか。

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休戦以来初の出来事になったとされる北朝鮮側から韓国側に対する発砲。この問題は韓国でも連日取り上げられているのですが、これまでの対応にいつくか問題があったのではないかと韓国メディアが伝えています。

北 귀순상황서 40여발 총격…우리軍 왜 대응사격 없었나?

今回の発砲に関して簡単に紹介すると、板門店の北朝鮮側で脱北しようとした北朝鮮兵士がジープのようなオフロード車を運転し猛スピードで韓国との国境に接近。しかし、その先には車のタイヤでは通過出来ないほどの幅がある溝が掘られており脱輪。移動不能になったことで車を乗り捨て10mほど先にある軍事境界線を走って突破しました。脱北した兵士は韓国側に入っていたにも関わらず北朝鮮側から発砲。その後、軍事境界線から50mほど韓国側に入り倒れていた脱北兵士を発見。30分後に救助し緊急搬送され体から5発の弾丸が摘出されました。

▼事件があったエリアと解説。写真上の道路からジープのような車両に乗り②で脱輪。車を乗り捨て軍事境界線を超えたものの①からやってきた3人+1人北朝鮮兵士により発砲されました。
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韓国メディア『News1』によると脱北が行われたエリアは板門店共同警備区域『JSA』と呼ばれており韓国軍によると「このエリアは国連軍司令部の管轄であり国連の交戦規則に従った」と発表しています。また、政府が北朝鮮と軍事力ではなく対話で進めるとしておりわざと消極的な対応を指示していたのではないかという疑惑については韓国軍当局は「当時、警備にあたっていた哨兵(しょうへい:見張り)は直接的な脅威に晒されなかった。発砲も短時間で終わったこともあり対応射撃は行わなかった」などと説明しています。

国連交戦規則

ではこのような場合、規則ではどのように対応するようになっているのでしょうか。記事によるとまずJSAの警備は2004年から韓国軍が担当しており武力の使用は国連の承認に従うものとなっています。(この承認とは韓国側が北朝鮮を攻撃する場合と考えられます)

今回のようにJSAで北朝鮮軍が軍事境界線を超えてきた場合は警告したのち摘発し身元確認を実施。これを拒否したり逃走した場合は射撃してもよいとしています。また北朝鮮から先制攻撃を受けた場合は野戦司令官の裁量に基づき自衛権を行使できるとしています。

これらを解釈すると仮に北朝鮮から何らかの挑発があったとしても韓国軍が直ぐに応戦することは難しく、説明の通り哨兵が脅威に晒されていないと話した状況下では現場の韓国軍司令官が直ちに自衛権の行使を命じることは難しかったのではないかと考えられます。

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