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韓国メディアSBSによると、今月13日北朝鮮との軍事境界線のある板門店で発生した脱北事件に関して韓国側が設置した監視カメラで一部始終が録画されていたと報じています。この映像は16日にも公開されるとのことです。

15日、韓国メディアSBSが報じたところによると13日、共同警備区域『JSA』で発生した脱北事件について北朝鮮の兵士が軍事境界線を突破したと思われる映像が現場の監視カメラにより撮影されていたことが取材により明らかになりました。

[단독] 北 추격 병사들, 분계선 넘은 듯…CCTV 내일 공개

記事によると、現場に設置されていた監視カメラ(CCTV)には亡命の過程のほとんどが撮影されているとしておりこの映像を確認したという記者によると当時北朝鮮の兵士が脱北兵士を射撃しお互いに呼びあい右往左往する場面も映し出され、北朝鮮が軍事境界線を超えて発砲した明らかな停戦協定違反だと判断することができるとしています。

ただ、今回の映像公開に関して国連司令部が公開を提案したものの韓国の合同参謀側が一時否定していたことも明らかになっています。その理由について合同参謀は「不必要な誤解や議論を呼び起こす可能性がある」と主張。公開を拒む他の理由については北朝鮮の兵士が軍事境界線を超えてからも発砲を続けたものの韓国側が応戦していなかったという批判が寄せられることを警戒しているものと考えられます。

現在映像の公開は合同参謀側も認めており間もなく公開されるとしています。