2017年11月 韓国地震_10

韓国で今月15日発生したマグニチュード5.5の地震。発生した地震は日本はそう珍しくない規模になるのですが避難所が開設されるなど連日マスコミも多く取り上げるなど『震災規模』となっています。なぜ日本と対応が異なるのか。そこには強い地震がほとんど発生しない事情もあるようです。

11月15日 14時29分頃朝鮮半島南部で発生したマグニチュード5.5(韓国の発表ではM5.4)の地震。地下10
kmという非常に浅いところで発生し、最大震度は『4』程度とされているのですが建物が倒壊したり外壁が剥がれるなどして重傷者2名を含む負傷者が数十人出ていると報じられています。

マグニチュード5.5以上の地震というのは日本国内では今年11月1日の時点で既に21回。最大震度4以上は34回観測しており、日本人からすると「日常茶飯事」のように捉えられるのですが、韓国ではこの規模の地震はそれほど発生するものではなく観測史上2番目の強さでした。最大のものは2016年9月12日発生しておりM5.1の地震から約50分後にM5.7の地震が観測されています。

このように「2番目の地震だった」ということもあり韓国メディアでは連日取り上げられているようです。

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地震発生当時、生放送中スタジオの様子を撮影したものの。

この様に韓国では強い地震が発生する国ではなく建物の被害も日本とは比べ物にならないくらい多いという印象を受けます。何れにしても日本のような耐震基準で建てられていないことは写真からも伺えます。

SBSニュースによると、18日にはマグニチュード2級の地震が3回続けて発生したとしており震源となった浦項のとある避難所では前日よりも100人減ったものの現在も住人700人が避難生活を送っているとと報じています。