Zero 2 Infinity_1

スペイン、バルセロナに本社を置くZero 2 Infinityが開発を進めているのは世界でも珍しい高高度に達する成層圏気球から人工衛星を打ち上げるシステムです。そのプロトタイプについて今年3月に打ち上げ試験に成功していたことが明らかになりました。

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試験が実施されたのは現地時間2017年3月1日、スペインの沖合数キロから船から成層圏気球を放出、上空高度25kmから搭載した『Bloostar』というプロトタイプロケットを発射しました。3月13日、Zero 2 Infinityは実施した一連の試験は成功したとしBloostar本体の回収も行えたと発表しています。

Zero 2 Infinity Successfully Launches its First Rocket from the Edge of Space - Z2I

▼3月1日実施された試験


Zero 2 Infinityが開発しているのは形状も非常にユニークなバルーンアシスト小型衛星ランチャー『Bloostar』というもので成層圏気球を船で輸送し展開、高度22km付近でBloostarを切り離しその後3段の液体ロケットを次々と燃焼させることで最大で高度600km、75kgの人工衛星を投入することができます。(低高度であれば最大150kgまで可能としている)

Zero 2 Infinity_2
Photo:Zero 2 Infinity
今回の試験ではBloostarのプロトタイプ版が搭載されエンジンの燃焼時間は数秒でした。これに関してZero 2 Infinityは高高度に達すことが目的ではなかったとしており点火制御、ロケットの安定性、打ち上げシーケンスの監視、本体の回収など目標は完全に達成したとしています。また同社は今後も地上及び20~100kmの宇宙に近い空間で同様のテストを行うと発表しています。



この打ち上げ方法ではロケット発射台を必要とせず仮にロケットが爆発したとしても船体には全く影響が及ばないこと、人工衛星は複雑な折りたたみ構造にする必要がないため安価な人工衛星を搭載し展開することができます。
またロケットは打ち上げ後回収、再利用を行うとしており近年増えつつある超小型衛星の打ち上げを低コストで実施することを目指しています。

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