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「数万匹の蝶がやってくる!」などと広告していたという中国のとある動物園。しかし、実際に訪れてみるとプラスチック製の蝶が地面に置いてあるだけなどひどい展示内容だったと話題になっています。

床に散らばるプラスチック製の蝶、そしてコンクリートに収まる空気で膨らませたペンギン人形。中国の複数メディアによると南部の広西チワン族自治区郊外に開園していた幾つかの動物園があまりに内容がひどいものだったと報じています。

傻眼!動物展騙錢 充氣娃娃稱企鵝 | 世界新聞網

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記事によるとこの動物園は「数万匹もの蝶々が村に飛来する」などと広告を出しており多くの観光客が訪れていたものの実際は生きた蝶はおらず全て置物だったというものです。なぜこのような偽動物園が誕生したのか。ここ最近、中国では客を呼び込もうと詐欺のような広告を出しイベントを開催する例が幾つかあるとしておりこの亀山動物園もその一つだったとしています。

亀山動物園

今回の騒動について亀山動物園側は「広告に使っていた蝶もプラスチック製だ」「誰も本物の蝶が集まってくるとは言っていない」などと言い訳。また蝶を手に載せることができるなどと紹介していた件についても「プラスチック製でも可能だ」などと主張しているといいます。

広西チワン族自治区の観光庁は今回の展示内容について既に調査を実施していると発表しています。また同じ自治区の楡林市の動物園では鶏やアヒル、ペンギンの空気で膨らませる人形を展示しているなど問題が確認されていたとのことです。