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1回あたり数百円支払うことでゲームを進める上で有効なレアアイテムがランダムで排出される所謂『有料ガチャ』に関して、iPhoneやiPad向けにアプリを提供しているApp Storeは、排出されるレアアイテムの確立を表示していないアプリを排除する新たなガイドラインが追加されたと報じられています。

Appleが開発者向けに公開している「App Store審査ガイドライン(英語版)」に、「ガチャの排出率表記」を義務化する条項が追加されていたことが分かりました。日本語版のガイドラインにはまだ反映されていませんが、これが厳格に適用されれば、今後ガチャの排出率を表記していないアプリはApp Store上で提供できないことになります。

ねとらぼ
ゲーム内で非常有利になる強いキャラクターだったり武器・装備などを引くことができるガチャというシステム。『SR』や『SSR』などの表記のついたこれらのアイテムの多くは、排出率が1%から1%未満となっているものが多いのですが、現在も排出率が表示されいないゲームが存在しています。

これに関して記事によると最近改定されたApp Store審査ガイドラインでは排出率を表示していないガチャを用いたゲーム等は今後審査が通らずApp Storeから排除されることになるとのことです。この手のゲームはAndroid OS向けにも制作されているものが多く、結果的にこちらの端末向けにも表記されるものと考えられます。

有料ガチャを用いたゲームに関しては現在テレビでCM放送されているほとんどのスマホゲームで採用されているもので排出率は多くのゲームで表記されています。一方で表記されていないという闇の深いゲームが一部存在していました。

一方では、ガチャというシステム自体について何らかの規制を設けたほうがよいという『ガチャ規制論』が海外で高まっています。現在市販されているゲーム、特にインターネットに接続しプレイするオンラインゲームは敵を倒しレベルを上げ、得たゲーム内のお金やレアアイテムでキャラクターを強くすることができるという従来のものから、プレイ時間には大きな差はなくリアルマネーを使いゲーム内で課金したプレイヤーほど強くなるという『Pay to Win(P2W)』にシフトしています。

参考:スマホゲー、収益の半分は0.19%のユーザーから : ZAPZAP!