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中国で昨年末開通したのは道路にソーラーパネルを敷き詰めた高速道路です。しかし、開通してから5日後に一部で損傷が見つかったと報じられています。

先月末、済南南繞城高速道路の南部区間の一部に設置されたのは高速道路としては世界初となるアスファルトの代わりにソーラーパネルを敷くという『ソーラー道路』です。この道路は2017年12月28日に開通したものの点検が行われた1月2日に一部が損傷していることが明らかになりました。

济南全球首段光伏路面被盗,偷窃者为技术而来 - 电子工程专辑

中国メディアによると、ソーラー道路は全長約1kmに渡り敷かれているもので太陽光発電として電力を供給する以外にも例えば冬場は雪を溶かすために発熱させることや発生させた電力をワイヤレスで電気自動車に供給させることができるように設計されているといいます。
しかし、今月2日技術スタッフが点検を行った際にソーラーパネルの一部が壊れていたことがわかり「何者かがソーラーパネルの技術を盗もうとした可能性がある」と主張しており、警察に通報したとしています。

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Photo:网易新闻
ただ、ソーラーパネルの破損箇所はタイヤが通過するところに発生していらしく真相は不明なのですが敷設した業者がソーラー道路の技術不足が露呈することを恐れ「何者かが盗難しようとして発生させた」と主張している可能性もあります。

この特殊なソーラーパネルは3層構想で作られており耐荷重は国道基準を元に設計されています。表面は自動車がスリップしないように従来のアスファルトよりも摩擦係数は高くなっているとのことです。

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Photo:网易新闻
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Photo:网易新闻