image_78

今月開催される平昌オリンピック。何かと盛り上がりを見せているのですが、現場でボランティアを行っている人たちが宿泊している施設では温水がでる時間が限られていたり、100人に対して洗濯機が3つしかないなど問題が噴出していると報じられています。

韓国メディア『朝鮮日報』によると、平昌オリンピックでボランティアを行っている大学生の話しとして、彼らが使用している宿泊施設で不便が生じていると記事を掲載しています。

찬물 샤워, 3시간 통근… 평창 자원봉사가 '봉'입니까 - 조선닷컴 - 사회

それによると、ボランティアスタッフは平昌・江陵地域に38の宿泊施設が設けられているものの幾つかの施設では非常に劣悪な環境となっているとしています。
この大学生が宿泊している施設では午後の出勤に合わせシャワーを浴びようとしたところ冷水しか出なかったといいます。施設の担当者に問い合わせたところ1日あたり8時間給湯が停止すると回答があり「お金を支払ってまで絶対に滞在したくない」と話しているとのことです。

宿泊の不備は他でも確認されています。その中でも最も劣悪とされているのが江原道横城郡の施設です。ここでは現在100人のボランティが利用しているものの洗濯機は3台しかなく『洗濯戦争』が行われているとしています。しかもこの施設は大会期間中はさらに400人が加わり1部屋に5人が共同生活することになり事態はさらに悪化するとしています。
また他の施設では防音が全くない部屋があったりトイレの悪臭に悩まされる、また虫がでるなどの問題が報告されています。

一方ボランティア側らは先月、「生活する上で支障が出ていると」いう趣旨の申し立てを組織委員会に行ったところ『嫌なら辞めろ』という高圧的な回答があったとしています。