平昌五輪

韓国の複数メディアによると江原道にある宿泊施設でノロウイルスによる集団食中毒が発生したことについて現在も感染が広まっており感染者は合計で86人になったとじられています。

今月初め頃、平昌のボランティアなどスタッフが寝泊まりする江原道にある宿泊施設でノロウイルスの集団感染が確認された件について、1025人に対して体調の状態など聞き取りや検体の採取など合同疫学調査を実施したと報じられています。

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ノロウイルスの集団感染に関して感染確定者は6日までに32人、7日までに54人の合計86人となっています。幾つかのメディアによると1,025人については症状を見せているとして調査が行われたとしています。その中にはオリンピック組織委員会の関係者や警察官も含まれておりいずれも症状を示しているとして現在隔離されているとのことです。

また、感染確定者の中には、アルペンスキージャンプセンタの管理スタッフ、外国人ジャーナリストが含まれています。さらにスタッフらの食事を作っていた調理師からも感染者が出ており、今後数百人規模にまで感染が拡大する可能性もあります。オリンピック組織委員会によると発症者が出た施設を含め施設を消毒するなどの対策を講じているものの、感染拡大が続いており封じ込めができていません。

ノロウイルスは石鹸などで流し落とすという方法も効果的といわれており、合わせて施設では手洗いの強化が実施されています。ノロウイルスは衣服や寝具などに付着した場合は数週間生存するといわれており、そのうち10~100個程度が体内に入っただけで発症します。