中国版リニア

中国メディアによると2020年に向け最高速度が時速600kmに達する磁気浮上式鉄道、いわゆるリニアモータカーの試作機を開発すると報じられています。

香港商报官网によると2016年より研究が始まった磁気浮上式鉄道に関して、2018年にプロトタイプを開発し、2020年に距離5kmの試験路線を建設した上で時速600kmの列車を走らせる計画が全会一致で承認されたと報じています。

时速600公里,中国高速磁浮列车就要来了!-香港商報

記事によると、この計画は中国の科学技術省が2016年10月に18の主要研究開発計画の一つ『先進鉄道輸送』というものから始まりました。専門家らのグループによると時速600kmという速度は、現在の高速鉄道の350km、そして航空機の時速800~1000kmの中間に位置しており、高速鉄道と航空機の穴を埋める輸送手段になると主張しています。

特に長距離輸送を目標としており、2018年~20年に試作機及び試験路線を製造、建設することで実現に向けての研究・開発を進めるとしています。


一方、リニアの研究開発について日本のリニア中央新幹線に関しては東京~名古屋間の開業は2027年を予定しています。また名古屋~大阪間に関しては2045年とされたものの現在は2037年を予定しています。最高速度は時速606kmを過去に記録しているものの、実際の路線では最高設計速度は時速505kmとなっています。