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先日、世界で運用されているロケットの中で最大の性能がある『ファルコン・ヘビー』を打ち上げたスペースX。そのうち、センターコアの回収が失敗した件について点火補助液が無くなったことで海面に墜落していたと報じられています。

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まさに歴史的偉業となった、スペースX社による「ファルコン・ヘビー」ロケットの打ち上げ。打ち上げは無事成功し、サイドコアも2基が地上へと着陸しました。しかしドローン船に降り立たず海中へと突入したセンターコアについて、その失敗の理由をスペースX創立者のイーロン・マスク氏が解説しています。

sorae.info
スペースXが運用するファルコン9及びファルコン・ヘビーは打ち上げ時に燃焼する第一段ロケットを回収することができる性能があります。回収を行う打ち上げの場合、燃料を多く消費するため打ち上げ宇宙空間に人工衛星を打ち上げる性能は低下するのですが、再整備を行うことで低コストの打ち上げが可能となります。

ファルコン・ヘビーは上空で左右の補助ロケット『サイド・コア』を切り離し、その後中央に位置するセンターコアを切り離しました。サイドコアは発射台近くの着陸場に向かい無事に着陸したものの、センターコアに関しては大西洋上に設けられた無人船への着艦が失敗していました。

記事によるとその原因について、動作させる3つのエンジンのうち2つが動作しなかったとしており理由に関して、点火補助液(Ignition Fluid)が尽きていたことで正しい燃焼が行われなかったと説明されています。

ファルコン・ヘビーのセンターコアがどのような燃焼を実施し帰還しようとしていたのかは不明なのですが、過去にファルコン9ロケットが地球まで再び帰還するという一部始終が撮影された映像があるので合わせて紹介します。



こちらがファルコン9ロケットにおける地上基地までの動作映像です。地上と海上では動作方法が異なる可能性があるのですが、地上への帰還では第一段切り離しから着陸までのエンジン再燃焼回数は3回です。1回目は切り離した後、2回目は地上70kmの大気圏内で、そして3回目は着陸前です。
このうち1回目、2回目で3基のエンジンを燃焼させます。3回目は過去の映像からも地上・海上とも1基の燃焼になります。

▼動作不良を起こしたセンターコアの軌道
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記事では「着陸の際に動作させる3つのエンジン」「ドローン船から約100mの海中に時速約490kmでつっこみ」と記載されており、無人船付近まで正しく誘導されていることを考えると2回目のマッハ5程度の落下速度で3基を同時燃焼させる動作を1基でしか行うことができず正しく減速できなかったものと考えられます。

疑問なのは過去に何度も着陸を行っているにもかかわらず、なぜ今回に限って『点火補助液』が不足してしまったのかという点です。これについての具体的な説明はされていません。
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