火星-15

北朝鮮が保有する弾道ミサイルとしては最大となる火星-15。アメリカ本土、ワシントンを射程に収めていると考えられているのですが、実はこの大陸間弾道ミサイルについて、1960年代以降旧ソ連が配備していたUR-100というロケットに似ているという指摘がされているそうです。

スポンサーリンク
アメリカのワシントンポストによると、北朝鮮が昨年試験発射に成功した大陸間弾道ミサイル『火星-15』に関して、米国とドイツの専門家が英国の軍事専門誌に寄稿した北朝鮮の大陸間弾道ミサイル分析報告書として、旧ソ連が製作したミサイルと類似点が幾つかあるとする記事を掲載しました。

Did Kim Jong Un’s ‘historic’ missile get a boost from old Soviet weapons? - The Washington Post

記事によると、北朝鮮がこれほど急速に弾道ミサイル技術は外国の技術援助を受けたのではないかという仮説があるのですが、通常数ヶ月から数年かかる新型ミサイルの試験期間を短期間で実施できたのはやはり外国の何らかの技術があったのではないかとしています。
その上で、ロシアのが生産直前に廃棄したミサイルを含め旧ソ連時代のミサイルと北朝鮮の火星-15が多くの類似点があると説明しています。

報告書を作成したドイツのミサイル技術の専門家及びアメリカの情報機関である人工衛星写真を分析する専門家によると、火星-15についてミサイルのサイズは1960~70年代に旧ソ連が製造した二段式固体燃料ミサイルUR-100と似ており、火星-15に搭載されていたであろう液体燃料エンジンは旧ソ連が1965年に初めて開発に成功した1基のターボポンプに2つの燃焼室があるRD-250とほぼ同じだと指摘しています。

▼RD-250PM(RD-261)
RD-261

世界最大のICBMであるロシアの『SS-18(R-36)サタン』はRD-250の発展型が搭載されています。SS-18は合計で6つのバージョンがあり、2016年現在運用されているのはサタン5というものです。SS-18については2000年、韓国の金大中政権の国家情報院がロシアの核ミサイル基地からスクラップを密輸し再組み立てに成功していたという報道もされたことがあります。

いずれにしてもこの急速なロケット技術については報告書では中国が関与していたというよりもロシアが関与しているという見方を示しており、ミサイル開発に必用なテストが幾つかスキップされているように思われると主張しています。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!