中国潜水艦と乗組員

窓がなく地上とは隔離される潜水艦。一度出港すると内部は重力があるだけの宇宙船といっても過言ではないのですが、そんな環境で暮らす中国の潜水艦乗組員の様子が公開されています。

潜水艦の生活はどのようなものになるのか。陸海空の中でも最もきつい現場になるというイメージもあるのですが、今回は知られざる中国の潜水艦における生活、特に食生活に関する貴重な写真が公開されたので紹介していきます。

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こちらが潜水艦の基地で食料などを艦内に補給する様子が映し出されています。形状からキロ型潜水艦と考えられます。

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こちらの写真は厨房と考えられるのですが、詳細は不明です。

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こちらが潜水艦内部で食事を作っている様子です。両手で調理しているようです。

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小型ですがオーブンもあります。

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肉が多く入っています。

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どうやら火鍋のようですが…。

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コンロは使えないのでそのまま食べています。「なぜ通路のようなところで食べているのか」という疑問については他国ではどうなのかわからないのですが、少なくとも中国の潜水艦では居住区や通路に食事が運ばれそこで食べるということが行われています。

昨年2月に報じられた同様の写真でもやはり通路で食事をとる様子が撮影されていました。
中国潜水艦と乗員の食事 : ZAPZAP!
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キロ型潜水艦は通常動力の潜水艦で弾道ミサイルを搭載するような巨大な原子力潜水艦と比べると狭いという印象を受けます。この潜水艦を開発したロシアではどのように運用されまた食事をとっているのかは不明なのですが、限られたスペースを有効に使うにはこのような不便は仕方がないのかもしれません。