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平昌オリンピック開催前から周辺施設におけるボッタクリ報告が相次いだことに関して、この影響により一部宿泊施設では予約率が20%台になり普段よりも客足が遠のいていると報じられています。

韓国メディア『ノーカットニュース』によるとオリンピックの閉幕が迫ったなかでオリンピック特需に期待していた開催都市の宿泊施設が泣きべそをかいていると報じています。

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記事によると、江陵(カンヌン)にある鏡浦(キョンポ)という地域のとある宿泊施設ではオリンピック期間中の宿泊率が20%にとどまり、通常よりも低くなりました。この施設は昨年6月にオンピック開催に合わせ3億ウォン(約3,000万円)をかけて大規模な改装を実施したものの「期待が完全に消えた。病気になりそうだ」などと話しているとのことです。

ぼったくりについて、マスコミはあたかも宿泊施設全体がそのような価格設定を行っているかのように報道していたのですが、彼らの主張によると実際はごく一部で「良心的な事業者も被害を受けてしまった」と話しています。また、この問題が広まるに連れ宿泊業界では宿泊料を半額にするなど努力を見せたものの悪いイメージは払拭できなかったとのことです。

20日、江陵市及び平昌郡によると予約率に関して江陵市の15,000室のうち75%、平昌郡では11,000室の72%室を達成していました。しかし高い予約率は大規模な宿泊施設が中心となっており観光宿泊施設では平均予約率がほぼ100%に達していたのに対し、一般的なホテルやモーテルは76%、ペンションは50%となっているそうです。

ソウルからオリンピック会場まで高速鉄道が開通したこともあり日帰りすることができるようになったことも影響に繋がったと見られています。また会場周辺の飲食店についてはシャトルバスなどが運行され一般の車が規制されたこともあり、常連客すらも来なくなったという苦情が寄せられているとしています。