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水中を高速で泳ぐことができるサメ。その秘密としてサメの肌につている楯鱗(じゅんりん)と呼ばれるウロコにも理由があることが知られているのですが、この鱗を人工的に作ることで風力発電所の風車や航空機をより効率化できる可能性があるそうです。

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サメの皮膚は楯鱗(じゅんりん)と呼ばれる小さな歯のようなウロコに覆われている。1980年代にこの構造が見つかって以来、空気力学的な研究が行われてきたが、水の抵抗(抗力)を減らす効果について研究者の意見は分かれていた。そこで今回、米ハーバード大学の進化生物学者と工学者のチームが詳細な研究を行った。

NATIONAL GEOGRAPHIC
先月発表されたばかりのサメ肌に関する最新の研究によると、楯鱗と呼ばれるウロコには水の抵抗を抑える以外にも揚力を高める効果があったことがわかったとしています。

揚力とは航空機では機体を浮かび上がらせる力としてよく使われる言葉なのですが、サメ肌の揚力とは一体なんなのか。研究によると、楯鱗の揚力はサメを浮かばせるためではなく進行方向にはたらくようできているといいます。これにより水の抵抗を抑えつつ、さらに前に進もうという力をより高める効果があるといいます。

▼サメの楯鱗
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そこで気になるのは人工の物に同じような楯鱗をつけたらどうなるのかです。米ハーバード大学の研究チームは模型飛行機の翼に3Dプリンタを用いて20パターン楯鱗を作り水中における抵抗などを調べてみました。結果は3Dプリンタで作ったもので揚力を発生させ、抗力も小さくしていたことがわかったといいます。

今回の研究から例えば風車や飛行機以外にもドローンや自動車まで応用することができるのではないかとしており、楯鱗の形状を変えたり配置を工夫することで更に効率を高くすることもできる可能性があるといいます。

なんとなく分かっていたものの未知だった楯鱗の効果。これが自然の進化で獲得したものだということには驚くばかりなのですが、身の回りの動物を研究すること私達の生活にも十分役に立つ構造といったものがいくつも隠されているかもしれません。

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