木星 北極の台風_1

太陽系最大の惑星、木星。赤道の南側にある大赤斑と呼ばれる巨大な台風が特徴的ですが、木星探査機による観測の結果、南極と北極に規則正しく台風が並んでいることが初めて明らかになりました。

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地球上で発生する台風(ハリケーン、サイクロン)は時間とともに移動しその場にとどまり続けるというのはありません。しかし、木星では動くことがなく、また規則正しく長期間渦を巻くという不思議な現象が発生していることが明らかになりました。

NATIONAL GEOGRAPHICなどによると、今回観測されたのは木星の北極と南極です。木星の極は地球からの観測が難しく探査機でしか行う事ができないのですが、今回はじめての木星探査機ジュノーが挑みました。
その結果、北極では八角形の頂点の位置南極では五角形の頂点の位置に台風が規則正しく並び渦を巻いているという様子が初観測されました。

木星 北極の台風
▲北極の台風 明るく白っぽいところの温度は摂氏マイナス13度、黒っぽいところの温度は摂氏マイナス118度

木星 南極の台風
▲南極の台風 それぞれの直径は5600~7000km。

観測はジュノーが最初に軌道を5回周回した際に北極と南極で得られた可視光画像と赤外線画像から明らかになったもので、20分及び4時間の間隔で観測されたデータから円運動つまり地球上の台風のように渦を巻いていることも分かっているとしています。

研究者によると土星では極地域に1つの台風から作られた六角形の渦が観測されており、同様の渦が存在しているだろうと予想していたといいます。しかし、木星では巨大な台風が合体することなく配置され、それぞれが渦を巻き続けているという太陽系初の現象が確認されました。何故このようなことが発生し続けるのか、誕生過程などは一切明らかになっていません。

ジュノー

木星探査機ジュノーは2011年8月に打ち上げられ2016年7月に到着。アメリカの航空軍事大手ロッキード・マーティンが開発した大型探査機で重量は3.6トンあります。9つの観測装置を搭載しており、木星の組成、重力場、磁場、極付近の磁気圏など観測を行っています。
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