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個人が製作した動画が数多く投稿されているYoutube。その中にはある事柄について「真実はこうだった!」など興味を引く見出しを付け捏造や陰謀論を語りだす動画があります。このようなジャンルの動画に関してYoutubeは間もなく対策を実施していくと報じられています。

陰謀論とは、一般に広く認められている出来事の裏に「大衆に隠されている真実がある」とする意見のこと。有名な陰謀論には「アメリカ同時多発テロ事件陰謀説」や「三百人委員会」などがありますが、偏った意見である陰謀論を信じ込んでしまわないように、「陰謀論に関するムービーにはWikipediaへのリンクを貼る」とYouTubeが発表しています。

GIGAZINE
特に大きな事件や出来事では常に陰謀論というのが付きまといます。昔はテレビでそのようなものが放送されていたり出版物として読むことができました。しかし最近ではYoutubeなどで個人が陰謀論を題材とした動画を作り多くの再生数を獲得しているものがあります。

このような何度も繰り返される陰謀論の動画に関して、YouTubeは今後数週間以内に動画にWikipediaの情報をリンクさせることでより中立な視点を視聴者に提供すると発表しました。

Wikipediaの情報をリンクを掲載すると名指しされた有名な「アポロ計画陰謀論」に関しては、既に日本語のWikipediaでもその多くが反論されています。

アポロ計画陰謀論 - Wikipedia
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アポロ計画に関しては陰謀論がテレビで放送されるなどしたことで未だに疑う方がいるのですが、過去に中国の月探査機『嫦娥2号』がアポロ計画で月に残した器材や探査の痕跡の撮影に成功しており探査計画の最高責任者が「米国のアポロ11号が人類初の月面着陸を成功させたのは事実だ」と語っています。また同様の写真はインドも撮影に成功しており間違いなく着陸は実施されています。

それにも関わらずこの手の陰謀論の動画が何度も投稿される理由はいくつか考えられるのですが、記事にも書かれている通り陰謀論という誰もが興味を引くタイトルを付けることで再生回数を伸ばという手口にあると考えられます。