image_18

宇宙を漂う制御不能の人工衛星は長期間漂い続けます。そのような特に大きな宇宙ゴミ(スペースデブリ)について、航空大手エアバスはモリを打ち込み回収し地球に落下させる装置を開発しており、来月試作型を打ち上げると報じられています。

スポンサーリンク
最近イギリスのサリー宇宙センターで試験されたのはエアバス社が開発した宇宙ゴミを回収する銛(もり)の動作試験です。同社はこの銛を使い制御不能の人工衛星を回収し大気圏に落下させることでこの手の宇宙ゴミを除去しようとしています。

Big harpoon is 'solution to space junk' - BBC News

記事によると開発している銛は全長90cm。圧縮空気を使用し銛を放ち対象の衛星に突き刺します。今回の試験では人工衛星を模したパネルに実際に突き刺す試験が実施されたといいます。

image_19

エアバスはこの銛の開発は数年前より取り組んできたとしており、同社によるとこの試作型となる小型のものを搭載した人工衛星を来月打ち上げるとしています。この試験では実際に宇宙空間で銛を発射し、どのような影響が出るのかを中心に試験されるとのこと。

▼来月打ち上げられる小型の試作機
image_20

今回発表されたこの銛を使用した回収に関しては新しいアイディアではなく、少くとも2013年時点で宇宙開発企業のアストリアムが同じような発案をしています(参考)。その他にも網のようなもので捕獲する案、レーザーを使い大気圏に落下させる案などがあります。

ただ、このような『銛』案は人工衛星に搭載されている燃料タンクやバッテリーに突き刺さった場合は爆発する恐れがあり慎重な運用が必要となります。つまり、宇宙ゴミを回収した結果、逆に大量のゴミを発生させる可能性があるというデメリットがあります。

また現在のところ運用が停止した人工衛星であっても打ち上げた国や企業に所有権があるとされ勝手に回収することはできません。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!