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北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイルの発射、及び核実験を受けて昨年韓国で持ち上がったのは原子力潜水艦の保有計画です。これに関して韓国海軍が民間に依頼した研究結果としてフランスが開発している原子力潜水艦規模であれば国産開発が可能だという調査結果が出たと報じられています。

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韓国の複数メディアによると、韓国海軍が昨年8月に原子力潜水艦の保有が可能かどうか民間の研究機関に依頼した結果としてアメリカなどの原子力潜水艦の購入やレンタルなどを研究したものの、最終的に国内技術でも開発は可能であるという研究結果が示されたと報じています。この報告書は今月19日に韓国海軍から公式に発表される予定です。

한국일보 : 정치 : [단독] 군 핵잠수함 프랑스 바라쿠다급으로 자체 개발 가닥

記事によると、開発が可能としたのはフランス海軍のシュフラン級原子力潜水艦(全長99m、排水量5300トン)程度のもので、このクラスを取り上げた理由については使用する核燃料が低濃縮ウランを使用しており、この技術は国内で相当研究されているため問題はな無いとしています。また、アメリカとの原子力協定もあるため高濃縮ウランではなく低濃縮ウランが最適だとしています。

シュフラン級原子力潜水艦は攻撃型原子力潜水艦で魚雷、潜水艦発射対艦ミサイル、そして魚雷発射管発射式長距離巡航ミサイルを運用可能です。ただ、韓国としては巡航ミサイルではなく潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の搭載を要求してくる可能性も高く、排水量も7000トン程度となるなる可能性も考えられます。

▼弾道ミサイルを運用可能だった米海軍のラファイエット級原子力潜水艦(排水量7250トン)
ラファイエット級原子力潜水艦

韓国における原潜保有論については冒頭でも紹介したように去年から急速に高まっていました。2017年9月には韓国の一部メディアが「アメリカの原潜導入が事実上合意した」などと報道したものの大統領府がこの報道を直ちに否定していました(参考)。しかし、今回の発表を見ると韓国海軍はこの調査を2017年8月に民間企業に依頼していました。偶然報道が重なったとも考えられるのですが、どうやらこの内容が漏れるなどして韓国メディアが報じる結果となった考えられます。

また、今回フランスの潜水艦を取り上げられた理由についてはシュフラン級原子力潜水艦は2008年にブラジルに輸出契約を締結しており、2016年には通常動力型がオーストラリアへの導入が決定しました。そのため韓国も購入可能な潜水艦の一つとして挙げたものと考えられます。
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