Xプレーン NASA

私達が乗ることができる最も高速の乗り物といえば旅客機です。しかし、これらは全て亜音速となっておりマッハを超えた飛行速度は出していません。そこでNASAは将来的に音速を突破できる旅客機の研究・開発を目指し航空大手ロッキード・マーティンに試験機の開発を委託したと報じられています。

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米航空宇宙局(NASA)は3日、米航空宇宙大手ロッキード・マーチン社に、次世代の超音速機「Xプレーン」の製造を委託し、2022年にも米国の都市間を飛ぶ試験飛行を行うと発表した。超音速機特有の騒音(ソニックブーム)の発生を抑え、商業的な超音速旅客機の開発につなげる狙いがある。

読売オンライン
NASAが開発しようと考えているのは旅客機など航空機が音速を突破した時に必ず発生してしまう衝撃波をできるだけ軽減した機体デザインです。これは次世代超音速ジェット旅客機「Xプレーン」という計画で進められているもので機体の製造をロッキード・マーティン、エンジンはGEとそれぞれ共同開発することが既に決まっていました。

今回新たに明らかになったこととして、2022年の初飛行を目指し機体の開発費は3年半で約2億5000万ドル(約270億円)の予算を当てます。機体スペックとしては高度17,000m(通常の旅客機は約10,000m)で、巡航速度を1,500km/hとしておりアフターバーナーを使用しないスーパークルーズ能力のあるエンジンを搭載する予定と考えられます。
もちろんNASAは将来的に私達が利用できる超音速旅客機を開発・製造するというものではなく、あくまで研究目的でこの機体は運用されます。

▼コンコルドの衝撃波(15秒あたり)

その研究とはアメリカでは禁止されている商業機の陸地上空での超音速飛行を行えるようにするというもので、2022年にアメリカの陸地上空を実際に飛行させることで衝撃波を発生させないか実用に向けた研究が行われます。

ただ、開発したXプレーンで衝撃波を低減できるのかは未知数であり、仮に理想的な超音速旅客機が開発されたとしても衝撃波以外の問題でコンコルドと同じ運命を辿る可能性もゼロではありません。またNASAで研究されたものの実用化には至らなかった数々の航空機があり、それらと同じような運命を辿る可能性もあります。
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