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美味しいお店の料理は定期的に食べに行きたくなりますが、その『病みつき』の理由が美味しさではなく薬物にあったとしたら…。中国メディアによると江蘇省で鍋料理に麻薬を入れ文字通り客を『病みつき』にしていた店が摘発されました。

中国では近年、麻薬成分である「ケシの殻」を使った火鍋やスープ、ラーメンを提供する飲食店が後を絶たない。料理の「病みつき」になれば、リピーターが増え、売り上げも増えることが店側の狙いだ。

大紀元 | グローバルニュース
今回摘発されのは江蘇省無錫市で火鍋という中国ではよく食べられる鍋料理を提供していた店です。発覚したのは先月上旬、この店で食事を終え車で自宅を帰る際に交通取り締まりで尿検査を受けることになり、結果的に尿からモルヒネの陽性反応が出たことでした。

その後、ドライバーからだけではなく一緒に食事をとった家族4人からも同じようにモルヒネが検出されたことで捜査が行われた結果、家族が昼食で食べた鍋料理「麻辣湯(マーラータン)」に意図的に麻薬が入れられていたことが明らかになりました。
その後、店のオーナー宅からケシが見つかり、店主らは料理に麻薬を入れることでリピーターが増え収入を増やすという意図で混入させていたと考えられています。

記事にも掲載されているように、中国では料理に麻薬を入れるということが数年前より発生しています。
中国では薬物犯罪(特に取引や密輸)は死刑になることがあり、この店主は厳しい判決を受けることになるのですが、私達のような外国人が観光で訪れた際に現地の火鍋を食べたことで薬物犯罪に巻き込まれることも考えられるため、個人が経営しているような店では食事をとらないようにするなど注意が必要です。