F-16 (2)

眼下に見える田畑と住宅。アメリカ空軍所属のF-16戦闘機が、日本の上空をありえないほど超低空で飛行している映像が公開されました。

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こちらが公開された映像です。2018年4月、青森県三沢市にある軍民共用『三沢飛行場』に所属するアメリカ空軍第35戦闘航空団のF-16により撮影されたものです。

映像は三沢飛行場から離陸する様子から始まります。離陸後高度を上げた後、山間部で徐々に高度を下げ、山の谷間を切り返しながら飛行。途中で風力発電所の風車とほぼ同じ高さの位置を通過します(7分16秒~)。その後、住宅地の上空をあえて高度を落とし飛び抜ける様子(12分34秒~)が映し出されています。

このような飛行は法律に違反していないのか。一般的に上空を飛行する航空機は最低限の高度を保たなければならないという法律があります。
航空法施行規則第174条

1.有視界飛行方式により飛行する航空機にあっては、飛行中動力装置のみが停止した場合に地上又は水上の人又は物件に危険を及ぼすことなく着陸できる高度及び次の高度のうちいずれか高いもの
イ.人又は家屋の密集している地域の上空にあっては、当該航空機を中心として水平距離600mの範囲内の最も高い障害物の上端から300mの高度
ロ.人又は家屋のない地域及び広い水面の上空にあっては、地上又は水上の人又は物件から150m以上の距離を保って飛行することのできる高度
ハ.イ及びロに規定する地域以外の地域の上空にあっては、地表面又は水面から150m以上の高度 2.計器飛行方式により飛行する航空機にあっては、告示で定める高度
これは航空機はエンジンが壊れるなどした場合に安全に着陸できる高度が必要だということから、例えば街中では自機から600mの範囲にある最も高い建物の上から300m以上高く飛行しなければならず、水面など人や家がいない場合は水陸やその周囲にある建物の150m以上。そのどちらでもない地域であれば地表・水面から150m以上というものです。(ただし地域により例外有り)

今回の場合イに当てはまるのかハに当てはまるのかはわからないのですが、何れにしても今回の米軍の飛行は間違いなく航空法に抵触しているものと思われます。ただ、これについて調べてみると米軍の軍用機はこの航空法から除外されており超低空飛行を行っても法律上は何ら問題ではありません。
従って、青森県の山間部を含め日本各地ででこのような米軍機による超低空飛行訓練が日常的に行われている可能性もあります。

何れにしてもニュースは特に報じられていないこと考えると該当する地域では合意の元行われていると考えられるのですが、このような飛行を目にすることができない地域の人からすると驚きとしか言いようがありません。
ちなみに、海外には同様の超低空飛行をする地域としてイギリスのマック・ループという有名スポットがあるのですが、青森県で撮影されたこの手の写真は確認できないことから隠れた穴場になりそうです。

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