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世界最大の軍事力を誇るアメリカ。日本国内にも複数箇所に米軍基地が存在しているのですが、最近多発している印象のある米軍機の事故に関して、海外メディアによると2013年度に比べ昨年度は40%増加していたことが明らかになりました。

アメリカのミリタリータイムズによるとアメリカ軍が運用する全ての航空機事故について2017会計年度では2013年に比べ40%増加しており、その原因としては大規模な軍事予算削減とパイロット不足からくる飛行時間の増加に原因がある可能性があると指摘しています。

Military Aviation Accidents Tied To Defense Cuts, Investigation Finds

米軍における軍用機の事故は、その事故の規模により3つに分類されており、2011年以降発生した7,590件の事故のうち(内5,500件は過去4年間で発生している)最も多かったのはクラスC『何らかの被害が出た』というもので6322件。ついでクラスBの『大きな被害がでた』という744件、そしてクラスAの『航空機が大破、または死亡事故』は524件でした。
またそれぞれの分類では被害額からも分類されているらしくクラスAでは200万ドル以上、クラスBでは50万ドル以上、クラスCでは5万ドル以上となっているとのことです。

過去1年間、このような事故に巻き込まれ死亡したパイロットらは47人で、アフガニスタン紛争時に1年間で死亡した兵士(31人)よりも多くなっているとも指摘されています。