UボートXXI型_3

第二次世界大戦の潜水艦といえばドイツのUボートという呼び方で有名ですが、先日同時のドイツ軍が運用していた最新鋭の潜水艦の一つがデンマーク北部の海底で発見されたと報じられています。

デンマークメディア TV2によると、同社が企画した北海に沈んだ潜水艦の捜索により1945年に沈没した旧ドイツ軍のUボートXXI型「U-3523」を発見したと報じています。発見したのはデンマークの沖合約18km、海底123mで海底に刺さるような形で沈んでいることが分かりました。

Sjælden tysk ubåd fundet nord for Skagen | TV2 Nord

発見された潜水艦は1945年5月6日、イギリスが運用していた爆撃機B-24の攻撃により沈没していたと考えられているものの大体の沈没予想位置しかわからず、これまで発見はされていなかったといいます。UボートXXI型の乗員は57人ですが、具体的に何人乗っていたのかなどは明らかになっていません。

▼発見された海域
UボートXXI型_1

▼船首を突っ込んだ形で見つかった潜水艦
UボートXXI型_2

この潜水艦が欧米で注目されているのには理由があり、実はアドルフ・ヒトラーがこの潜水艦に乗り外国に逃亡したのではいかという所謂生存説の一説として長年語り続けられていたといいます。その理由としてこの潜水艦だけが見つかっていなかたらしく沈没したという報告なども誤りでありで、どこかに逃げてしまったのではないかという噂話の原点にもなっていたといいます。

UボートXXI型

UボートXXI型は第二次世界大戦時建造された潜水艦としては極めて高性能な船体でした。その一つとして水中での潜航速度が高速であり、比較としてアメリカのガート級潜水艦であれば最高で8ノット程度しか出なかったのに対し、17.5ノットの速度を出すことができました。また航続可能距離は潜行状態で2ノットで117kmだったのに対しUボートXXI型は6ノットで528kmとなっていました。
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