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中国メディアによると4月27日夜、中国の広い地域でロケットの打ち上げのような痕跡が確認され中国軍が開発している極超音速兵器の試験だった可能性があると伝えています。

迎撃することが不可能な飛行速度で大気圏内を移動する極超音速兵器。これはアメリカやロシア、また中国で開発が進められているのですが、先日中国でその試験が行われた可能性があると報じられています。

霹雳掣电捎平冈:27日,中国疑首射海基高超音速武器_高清图集_新浪网

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詳細は不明なのですが、試験が行われたのは2018年4月27日で午後8時ごろロケットが通過した時に発生するような光として観測することができました。この光は河北省、内モンゴル自治区、山西省、天津市、山東省、そして北京市でも確認されたとしています。

ただ、この手の光景は例えば弾道ミサイルの試験や通常のロケットの発射でも確認されているもので必ずしも極超音速兵器の試験とは言い切れません。

▼ロシアの極超音速兵器アヴァンガールト


極超音速兵器と弾道ミサイルの違いに関しては、弾道ミサイルの場合は打ち上げた後に宇宙空間に達し極超音速で弾頭を落下させるという兵器です。一方、現在開発されている極超音速兵器は弾道ミサイルと同じようにロケットなどが使用されるものの宇宙を移動することはありません。弾頭部分は大気圏内を滑空、または巡航飛行し旋回するなど機動を行うことができます。飛行速度が早く高高度を飛行するため迎撃が難しいという特徴があります。