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先月22日、中国人観光客を載せたバスが北朝鮮で交通事故を起こし32人が死亡する出来事がありました。この事故に関して金正恩氏が病院に出向きお見舞いをするなど、前代未聞の行動も報じられていたのですが、実は死人の中に毛沢東唯一の孫が含まれていた可能性が高いとしています。

韓国メディア『ニューシス』によると、先月22日北朝鮮黄海北道で34人(北朝鮮人スタッフ4人を含む)が一度に死亡するという大規模な交通事故で死傷者の中に毛沢東唯一の孫である次男の息子、毛新宇氏(48)が含まれている可能性が高いと海外メディアの情報を引用して伝えています。

"北 교통사고 희생자에 마오쩌둥 손자 포함..."중북 정상 이례적 관심" :: 공감언론 뉴시스통신사 ::

それによると、この情報はアメリカ合衆国ニューヨークに本部を置く中国語専門のテレビ局『新唐人電視台』及び、フランスの国営国際ラジオ中国版で伝えており、中国当局が発表した死傷者のうち現在のところ氏名が明かされているのは26人で残り8人に毛新宇氏が含まれている可能性が濃厚であると報道しています。

北朝鮮を訪れていた中国人らは朝鮮戦争に援軍として参戦した中国軍の子孫だったとしています。ちなみに毛沢東の長男は参戦した初期に死亡しているとのことです。

事故の対応に関しては金正恩委員長は翌日に北朝鮮駐在中国大使館に訪問し「思わぬ不祥事が発生したことは非常に胸が痛む」などと慰問の意を伝えました。また同日となる23日夜には金正恩委員長が直接病院を訪れ負傷者の状態などを直接チェックするなどしていました。


また異例なのはこれだけではなく、北京大学所属病院など4つの病院から医師と治療機器を派遣。金正恩委員長は遺体と負傷者を中国に搬送するため専用列車を編成し、直接平壌駅に出向き見送るという対応をとっていたことも明らかになっています。

中国でもこの事故はCCTVなどでも報じられたこともありネット上でも話題になっていたのですが、中国当局は事故に関連するネット上の書き込みを全て削除するなど言論統制を行っていました。理由に関しては中国最大のバス製造メーカー金龍客車製のバスが事故を起こしたことと、そのバスが北朝鮮に輸出されていたという疑問が多く書き込まれたためで、その対応のため言論統制が行われたのではないかと言われていました。