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アフガニスタン東部で先日、子供らが見つけて遊んでいたという不発弾が爆発し親子ら11人が死傷するという出来事があったと伝えています。アフガニスタンでは武装勢力とのテロが続いており使用された不発弾による死傷者が多く出ています。

CNNなど海外メディアによると爆発があったのは先月29日、アフガニスタン東部ナンガハル州で午前7時頃、子供らが見つけた不発弾に関してそれを触るなど遊んでいたところ突然爆発し、母親とその2人の子供、さらに女児2人含む8人が負傷するという出来事があったと伝えています。

CNN.co.jp : 遊んでいた不発弾が爆発、親子ら3人死亡 アフガン

記事によると今回爆発した不発弾については事故がある前日、武装勢力タリバンが同地区に発射したものと考えられており爆発した不発弾はミサイルなどではなく砲弾だったとしています。

国連の調査によると、アフガニスタンでは地雷や不発弾が爆発するなどして子供が犠牲になる事故が多くなっているとしており、一命は取るとめても失明したり手足を失うなどの後遺症が残る場合があるとしています。また全体的な件数としては不発弾による死者数は地雷よりも3倍以上多いとしています。


日本では第二次世界大戦時の不発弾が見つかり処理に伴う避難が呼びかけられることが数年に1回程度報じられることがあります。このように不発弾に関するニュースは世界的にも比較的多く報じられており、例えば2009年にはフロリダ州の漁師が戦闘機に搭載されている価格にして1000万円ほどの対空ミサイルを拾い港にまで持ち帰っています。

また海外では不発弾を不要に叩いていたというものもあり、ウガンダでは2011年に学校の始業ベルとして不発弾を石で叩いていたことが判明。同校では過去にも砲弾が見つかり子供が遊んでいたといいます。
一方、中国では大雨の翌日に流れてきたという不発弾について「火薬が売れるんじゃないか」ということで地面に叩きつけて割ろうとしていた人が確認されている他、筋トレの道具として不発弾を使っていた人も確認されています。