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歴史に詳しくない人でも「名前だけは知っている」という人も多いツタンカーメン王。その墓は64の墓が集まる『王家の谷』と呼ばれるところに築かれました。そのツタンカーメン王墓に関して未知の空間が存在すると研究があった件に関して正式に『無い』と結論が出されました。なぜこのような事態に陥ったのでしょうか。

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エジプト、王家の谷にあるツタンカーメン王墓で入念なレーダースキャンが実施され、玄室の壁の奥にあると期待された隠し部屋や通路が、いずれも存在しないことが決定的に判明したと、エジプト高官が発表した ギザの大エジプト博物館(GEM)で開かれていた第4回国際ツタンカーメン大エジプト博物館会議の中で、エジプト考古最高評議会のムスタファ・ワジリ事務局長の代理人が明らかにした。

NATIONAL GEOGRAPHIC
ツタンカーメン王墓は王家の谷から墓に通じる下り階段があり、通路の奥に4つの大きな空間があります。これらは『前室(副室)』『付属室(離れ)』ツタンカーメン王が眠っていた『玄室』、そして『宝物室』です。その『玄室』には2つの隠し部屋や通路といった空間があるとされていました。

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Photo:NATIONAL GEOGRAPHIC
今回ツタンカーメン大エジプト博物館会議で「無い」と判断されるまでに2018年2月にそれぞれ異なる3チームの調査チームが導入され、深度の異なるレーダーによる調査が行われました。このレーダーを用いることで壁から2~4m程度まで調べることできるというものなのですが、いずれの調査でも残念ながら壁の奥に未知の空間が広がっているというデータは示されませんでした

▼ツタンカーメン王墓の玄室
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「90%確実」から覆る結果に

NATIONAL GEOGRAPHICによるとそもそも『玄室』の奥に「隠し部屋があるのではないか」などと主張を始めたのは英国人のエジプト学者ニコラス・リーブス氏がレーザースキャンを行ったことが始まりです。
その後、日本人の技術者が機材を持ち込み調査したところ空間が存在するという調査結果が出されました。そのようなこともあり考古大臣を務めていたマムドゥフ・アル・ダマティ氏は北側の壁の向こうに別の部屋が隠されている可能性は「90%確実」などと発表。しかし、エジプトの考古学者の間では『隠し部屋がある派』と『無い派』が出てくるなど論争となっていたといいます。

なぜ、今回は隠し部屋や通路が無いというデータが示されたのか。記事によるとその原因は石灰岩の壁に塗られた漆喰が原因で壁の表面でレーダーが反射してしまうことでゴースト信号が捉えられ、あたかも空間があると結果が出てしまうことにあるとしています。


この手の未知の空間があるとされているのはギザにあるクフ王のピラミッドも同様です。こちらに関してはエジプト政府傘下のスキャンピラミッド科学委員会の人物が「ピラミッドの中には空間はたくさんある」などと話しており数々発表されている同様の研究について肯定的な発表が行われています。

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