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中国の複数メディアによると四川航空の航空機が離陸後、上空でコックピットのガラスが完全に割れてしまうという出来事があったと伝えられています。これにより計器の一部が脱落し、一部報道によると操縦士が吸い出されそうになったとも伝えられています。

事故があったのは5月14日、午前7時頃四川航空の旅客エアバス A319-100のコックピットの窓ガラスが割れ、副操縦士が緊急コード7700を発したという出来事があったと伝えています。
事故が発生した当時、旅客機は高度9800m、マッハ0.74~0.75で飛行しており、投稿された写真からはコックピットの右側の窓ガラスが何らかの割れるなどして、ガラスがそのままの形で外れてしまったとも考えられます。

機体は高度と速度を落とし客室内では酸素マスクが展開。パイロットらは地上に無線で緊急事態を伝えようとしたものの騒音が大きすぎてやり取りが行えなかったともしています。

川航客机驾驶舱风挡破裂备降 机舱内部曝光-搜狐大视野-搜狐新闻

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Photo:搜狐新闻
詳細は不明なのですが、事故機は2011年7月26日に四川航空に引き渡されており、2018年5月14日現在の総飛行時間は19,912.25時間です。今回の事故では副操縦士が軽傷を負っただけで乗客の被害も無かったとしています。

またRecord Chinaによると事故当時の状況として、ガラスが外れたことによる減圧と低温によりメーター類を配したボックスが外れ、多くの故障する状態に陥っていたといいます。
加えて窓が割れた側に座っていた副操縦士の上半身が機体の外側に出ており、窓枠の外側にぶらさがっている状態だったと話しています。完全に機外に放り出されずに済んだのは当時安全ベルトをしていたため防げたと説明しています。

飛行中に操縦室フロントガラスが爆裂、機長が語る極限の緊急...|レコードチャイナ

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