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車を運転するドライバーとして注意したいのは速度です。一般道をはじめ、高速道路でも覆面パトカーや白バイまで速度違反は厳しく取り締まられているのですが、そんな中とあるベルギー人が600km/hオーバーで違反切符を切られたと報じられています。

免許を取って自動車を運転したことがある人の多くはスピード違反(最高速度違反)を意識したことがあるはず。平成28年(2016年)の統計によると、日本国内では1年間で約160万件のスピード違反が取り締まりを受けており、数々の交通違反の中で最も多い違反となっています。普通のスピード違反だと「10キロオーバー」や「30キロオーバーで一発免停」などのレベルで恐々とするものですが、海外ではなんと一般道を時速694kmというあり得ないスピードを出したとして反則切符を切られるという事態がおこりました。

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記事によると、今回交通違反をしてしまったのはフランスとの国境に近いベルギーの街・キエヴラ近郊に暮らす人で、ある日車を運転していたところ道路脇に設置されていたスピード取締装置、いわゆるオービスに引っかかり速度違反をしたとして書類が郵送されてきたそうです。
そこには運転手の顔写真とともに違反の内容を示す書類が入っていたのですが、制限速度50kmの道路を696km/h(測定誤差から修正後は654.24km/h)で通過したと内容が記載されていたといいます。

彼が乗っていた車はどのようなスポーツカーなのか。一般道でこの速度を出せる車として思いつくのはアメリカの特撮番組「ナイトライダー」に登場する『ナイト2000(K.I.T.T.)』くらいしかないのですが、彼が乗っていたのは『オペル・アストラ』という一般的な乗用車だったといいます。

その後、違反者はベルギー当局に説明を求めたところ、オービスがエラーを起こしていたとして制限速度を10km/hオーバーした60km/hで通過したと訂正されたそうです。

そもそもエラーを出しているオービスで違反を切られること自体がおかしいのですが、残念がらこの結果は覆らなかったそうです。