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1億年以上も地上を支配していたほとんどの恐竜が僅かな時間で絶滅した白亜紀末の大量絶滅。これは巨大隕石による天変地異が原因になっていると言われているのですが、現在恐竜の唯一の生き残りである鳥類の祖先はどのような種類だったのか、新しい研究が報告されています。

鳥類の祖先は恐竜のグループに属しており、そこから進化した種が現在の鳥類ということになっています。そのため、K-T境界と言われる白亜紀末の大量絶滅を生き延びた唯一の恐竜と言われているのですが、ほとんどの恐竜が絶滅の運命をたどる中、鳥類のどの種類が生き残り現在の祖先になったのでしょうか。

新説「恐竜絶滅」を生き延びたのは地上の鳥だった | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

NATIONAL GEOGRAPHICによると最新の研究が最近発表されており、それによるとあの大量絶滅では樹上性の鳥たちは絶滅したもののカモやニワトリ、ダチョウといった地上性の鳥たちが生き残り現在の多種多様な鳥類に進化していったのではないかとしています。

この説については現在生きている鳥、新たに発見された鳥類の化石、さらに隕石衝突後の地層から胞子や花粉を分析することで当時地球がどのような環境だったのか分析していったとしています。その結果、隕石衝突後は地球規模の森林破壊が発生していたことなどを突き止めたといいます。

その証拠として特に胞子についてはある地点で採取されたいくつかの地層(衝突後1000年に形成された地層)ではわずか2種類のシダの胞子が7~9割を占めているなど、現在の多種多様な生態系とは大きく異なっていたといいます。
これは現在のハワイ島など溶岩で覆われた地帯や火山噴火後に地滑りが起きたような地域にでは同様にシダが繁茂することが見られるということからも、当時も地球でも大規模な森林火災が発生していたなどと推測しています。

また白亜紀末の最も一般的な鳥類として知られているという樹上性のエナンティオルニス類については1種類も生き残ってはおらず隕石衝突後に絶滅したと考えられています。また現生鳥類のグループの祖先にあたる新しく発見された化石の脚の比率からも地上性だったと考えられているそうです。

いずれにしても白亜紀末の大量絶滅で鳥類の祖先は相当数が絶滅したことが考えられるのですが、生き残ったのは樹上性なのか地上性なのかはまたその比率などについても様々な説があると思われます。

今回研究では隕石衝突後の地球環境については「地球上の森林は完全に破壊された」と主張しており、まずはこの説が正しいものなのか地質学的な証拠を見つける必要があるともしています。また現在鳥類の化石については隕石衝突後から数百万年分が不足しているとしており、生き残ったのは樹上性なのか地上性なのかについては決定的な証拠では無いとしています。

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