image_27

今年5月5日に火星に向けて打ち上げられたのはインサイトという探査機です。探査機は火星地表に着陸するのですが、この探査機が組み立てられたNASAのクリーンルームはいったいどのような施設になっているのでしょうか。

スポンサーリンク
米航空宇宙局(NASA)の新しい探査機が2018年5月、火星に向けて飛び立つ。彼らには火星の謎を解き明かすこと以外にもうひとつ、重要なミッションがある。地球上の微生物でほかの惑星を汚染しないようにすることだ。探査機を組み立てるクリーンルーム内に潜入し、その徹底した作業ぶりをレポートする。

WIRED.jp
地球上で最も綺麗な場所などと言われることもあるNASAのクリーンルームで組み立てられたのは火星探査機『インサイト』です。同様の探査機や探査車はすべてクリーンルームで組み立てられているのですが、記事で書かれているように地球上の微生物でその惑星を汚染してしまわないよう徹底的に除菌し、生物を寄せ付けない環境下で作業が進められています。

徹底ぶりはどの程度なのかという内容なのですが、まず入室については白い防護服のようなものを着用し粘着テープの上を歩き回ることで靴底についた物質を取り除きます。そのうえで靴に布製のカバーをかけ、次に顔にフェイスマスクと頭からズッポリと覆うフードを着用。その後、空気を吹き付けられ全身についたホコリなどを取り除きようやくクリーンルーム内に入ることができます。

▼クリーンルームで組み立てられるインサイト
image_28

クリーンルーム内でも様々な制限があるそうです。まず、くしゃみをしそうになったときは探査機をさけること、物を落下させたときは拾ってはならず別の管理者に拾ってもらうこと、規制された内側には入ってはいけないことなどです。

クリーンルーム内の空気も殺菌されているのですが、それでも完全に菌の付着を防ぐことはできず、火星探査機『インサイト』の場合は付着してもよい菌の数は30万個程度としています。


現在火星以外の天体でも生物は発見されていないのですが、仮に地球外生命体を発見した場合はそれが地球由来なのかそれともその惑星の固有種なのかを調べる必要があります。このような難しい調査の妨げにもならないようできるだけ除菌して他の惑星に探査機を送り込むということを行っています。

ちなみに、2013年にNASAのクリーンルーム内で新種の微生物が発見されており、その同じ種が欧州宇宙機関(ESA)の同じくクリーンルーム内で見つかるという報告されています。(参考)

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!