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旧ソ連時代から改良を重ねつつ現在も運用を続けているソユーズロケット。先日ソユーズ宇宙船の打ち上げに使用したソユーズロケットで史上初めて機外カメラの映像が公開されたと報じられています。

現在運用されているいくつかのロケット、特にアメリカのスペースXが運用しているロケットでは打ち上げ後にロケットに搭載された複数のカメラから送信されたリアルタイムの映像を生中継しています。そのオンボード映像に関して、2018年6月6日に打ち上げられた実に138回目の有人打ち上げで史上初めてソユーズロケットからの映像が公開されました。

На корабле «Союз МС» впервые установили внешнюю камеру

記事によると、今回搭載されたカメラに関しては過去に打ち上げられSoyuz-FG及びSoyuz-2.1aにも搭載はされていたものの非公開とされていたといいます。


こちらがロシアの宇宙機関であるロスコスモスが公開したオンボード映像です(一部)。この映像はロケットの上段、三段目以降の映像が収められており次々と分離していくロケットのパーツが確認できます。映像は一部早送りされています。


なぜこのような映像を非公開としていたのかは記載はされていないのですが、ロケットということで軍事技術にも繋がっているものであり公開は避けていた可能性が考えられます。また、伝統を重んじる国でもあるのでこれまで行っていない余計なことをすることを忌み嫌っていたという可能性も考えられます。

一方でソユーズ宇宙船から撮影された映像に関してはこれまでも複数公開されています。こちらの映像はソユーズ宇宙船が国際宇宙ステーションにドッキングするまでの早送り映像です。