Abu Bukr_5

終わりが見えない内戦状態のシリアに関して、先日反政府武装組織の一部が弾道ミサイルを発射し目標に命中したなどと発表していると報じられています。今回は使用されたと考えられる弾道ミサイルを紹介していきます。

シリア政府軍と反体制派組織、クルド人を中心とした北シリア民主連邦、そしてイスラム国。アメリカやロシアも参加し周辺国からの攻撃も行われているというよくわからない内戦になっているシリアなのですが、反体制派が大型の弾道ミサイルを発射したなどと一部中国メディアが報じています。

真是个大杀器?叙反政府武装吹嘘一武器遭打脸_高清图集_新浪网

具体的な戦果などは不明なのですが、反体制派が開発することは困難と考えられる弾道ミサイルはどのように入手したのでしょうか。

Abu Bukr_2

こちらが使用された『Abu Bukr』などと呼ばれている弾道ミサイルです。射程は200km程度しかないものの600kgの弾頭を搭載することができるとしています。この弾道ミサイルはイランで開発された『Zelzal-2』で、シリア国内で生産され配備されていた『Maysalun』という弾道ミサイルです。反体制派が正規軍の格納庫を襲撃するなどして手に入れたものだとしています。

ミサイルは翼の形が異なるもののMaysalunで間違いなと考えられおり、写真が撮影された部隊はシリア反体制派一つ南部戦線としています。

Abu Bukr_3

Abu Bukr_4

▼ジャイシュ・アル・イスラム(反政府勢力)による同じ弾道ミサイルの発射