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2014年、韓国で沈没したセウォル号に関して当時船体を引き揚げるか否か論争になっていた記憶があるのですが、実は韓国軍側が当時の朴槿恵大統領に対し船体の引き揚げを反対するよう世論を作るための案を提示していたことが明らかになりました。

韓国の複数メディアによると、韓国「共に民主党」が今月11日に公開した文章として国軍機務司令部(DSC)が2014年に朴槿恵大統領への報告書として、セウォル号を引き揚げるのではなく記念碑として残し沈没地点に追悼施設を作るという内容まで書かれたものを提示していたことが明らかになりました。

"“시체 가라앉히는 것도 장례”…기무사, 靑에 세월호 수장까지 제안"- 헤럴드경제

それによると、この文章は当時国民の間でも「引き揚げはお金の無駄だ」などという意見もちらほら出ておりそれに同調するべきだというもので、合わせて「諸事情を考慮し船体引き揚げへの反対世論を作るべきだ」という案を大統領側に提示していたというものです。

何故、国軍機務司令部が大統領側に全く無関係な対応を行うよう行動をとっていたのかは明らかになっていません。また、この文書には加えて引き揚げをやめた後の対応についても事細かに記載されており、例えば第二次世界大戦時のハワイにある戦艦アリゾナ記念館を例に、同じような追悼施設を作ってはどうかというものや、犠牲者に関しても「水葬は古くからの埋葬の方法」などと遺体の回収も行う必要はないなどという内容も示していたといいます。

一方、2015年4月の段階で韓国政府は沈没船を引き揚げるかどうかの判断はまだできてないとしながらも4月6日に朴槿恵大統領は引き揚げについて積極的な考えを示していました。結果的に船体は引き揚げられ2017年4月には全羅南道・木浦新港に横倒しの状態で陸揚げされました。
現在セウォル号に関してはスケジュール通りであれば最後になると思われる船内における行方不明者の捜索が来月初旬まで行われることになっています。

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