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第二次世界大戦時に運用された様々な戦車の中でドイツが開発したのはIII号突撃砲という車両です。最近この戦車全て手作りしたというロシア人が現れました。

この突撃砲を作ったのはロシアのヴォルゴグラードに住んでいるアレクサンダー・イワノフ氏です。彼はタジキスタン出身の人なのですが、なんと7年の歳月をかけ見た目がIII号突撃砲そっくりな車両を作ってしまいました。

自作III号突撃砲_0

▼第二次世界大戦時のIII号突撃砲A型
Sturmgeschutz III Ausf. A

なぜイワノフ氏はIII号突撃砲を作ったのか。実は1990年代にこの地に移り住んだときにスターリングラードの戦いの歴史に興味を持ち、その後全地形対応の車両を作りたいと思い立ったといいます。その後、実際の戦車や装甲車などを手に入れ部品を集めこの車両を作ったとのこと。

なぜ旧ソ連の戦車にしなかったのか。ヴォルゴグラードには既にT-34があり市街戦を再現するにはドイツの戦車が必要だったそうです。そのためドイツの戦車を作ったという理由のようです。

自作III号突撃砲_1
もちろん完全なコピーではなく姿を再現したものであり内部は簡素なものになっています。重量も実物が22~23トンあるのに対して6.5~7トンです。

イワノフ氏が作ったレプリカについては今後モスクワで撮影が行われる予定があるとのことです。

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こちらのサイトでは動く様子が投稿されています。
セレブリャコフ アレクセイの動画