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人工衛星や国際宇宙ステーションへの物資輸送など1年間に多くのロケットを打ち上げているのはアメリカのスペースXです。現在、ロケットの回収と再利用を行っている世界でも唯一の企業でもあるのですが、この再利用ロケットに関して、来年にも回収から24時間以内の再打ち上げを実施すると発表しています。

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海外のニュースサイト『NextBigFuture.com』によると、スペースXが運用する最新のロケット ファルコン9ブロック5に関して、2019年にも24時間以内に再び同じロケットを打ち上げる計画を進めていると報じています。

SpaceX Falcon 9 Block 5 will refly in less than 24 hours in 2019 and 20% cheaper than previous Falcon 9 – NextBigFuture.com

ファルコン9 ブロック5はスペースXが開発を続けていた『ファルコン9』ロケットの最終発展型と位置づけているもので、これまで同社が構想してきたロケットの回収と再利用を行うことで打ち上げコストを最大限下げる設計が施されています。

ファルコン9 ブロック5は先日2回目の打ち上げが実施されたのですが、これは今年5月11日に回収したものを点検し再打ち上げしたもので、現在は再打ち上げまでに3ヶ月の時間がかかっていることになります。

▼再打ち上げされたファルコン9 ブロック5
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24時間以内に打ち上げに関して具体的にどのようなものになるのかは明らかになっていないのですが、予想では最初の打ち上げは第一段目を陸上に直接帰させられると考えられます。その後、簡単な再点検を行い事前に用意していた2段目以上を搭載。エンジンの燃焼試験を実施し再打ち上げを行うとしています。
これには気象も影響してくることから安定した日が続くという、いくつかの条件下で実施されると考えられます。

ロケットの打ち上げから着陸まで完全追尾した映像公開 : ZAPZAP!

ファルコン9 ブロック5の性能については、第一段目は最小限の改修と中程度の修理で1機あたり最大100回の再利用ができると主張しています。打ち上げコストについては使い捨て型か再利用型のどちらかは分からないものの1回あたりの打ち上げコストは5000万ドル(55億円)としており、前回のブロック4(フルスラスト)に比べ1000万ドルほど打ち上げコストを下げているとしています。

またロケットの性能も申し分なく、気象衛星や通信衛星が周回する静止軌道への打ち上げ能力は8.3トンです。これは日本が運用する最大のロケットH-IIBロケットを若干超える性能になります。ただこの打ち上げ性能は再利用を行わない場合の通常の使い捨て打ち上げに限ります。
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