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この季節、旬の食べ物といえばスイカですが先日、スイカをラップ保存し後日食べたところ急性腸炎になり小腸の一部を切除することになった人がいると報じられています。

スイカを買ったものの大きくて冷蔵庫に入らないと切ってラップを被せておいたり、食べきれないということで毎回小分けにして食べる方も多いと思うのですが、中国メディアによると先月、河南省に住む70代の男性がラップで保存されたスイカを食べたところ大変なことになったということが報じられています。

[뉴스pick] 랩 씌워 냉장 보관한 수박 먹었다가 소장 절제술 받은 남성

記事によると、この男性は先月25日夕方に冷蔵庫に保存したラップで包んだスイカを食べたところ、しばらくして突然腹痛が始まったといいます。男性はすぐににおさまるだろうと思っていたものの逆に痛みが増し、最終的に翌朝には病院の緊急治療室に運ばれることになったとのことです。

医師らによると男性の小腸は急性腸炎のため一部が壊死している判断しその後、手術が行われ小腸を70cmほど切り取ることになったとのことです。

医師によると「多くの人が冷蔵庫で食べ物を保存すると腐りにくいと思っているが、そうではない」「ラップに包んだスイカは細菌が繁殖しやすく常に注意しなくてはならない」と説明しています。

韓国消費者院の研究によると、ラップで包装したスイカを冷蔵庫で1週間保管した場合、スイカの表面の細菌数は約3千倍以上にも増加し、それを食べると胃のむかつきや下痢などを起こすとしています。またブロックスイカのように果実の部分だけを切り取り密閉容器に保存したほうがラップで包んで保存するよりも細菌汚染は抑えられるとも説明しています。

国内のスイカの食べ方を紹介したサイトによると、スイカ自体は収穫後常温で10日程度保存することが出来るものの一度カットしたものについては3日以内に食べ切るようにしてほしいと記載しています。

他の野菜や果物と同じで、切ったものを1週間以上も冷蔵庫で放置するということは他の食材であれば考えられません。皆さんのご家庭にもいつ切ったのか分からないスイカが眠っていると思うのですが、食中毒には十分ご注意ください。