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韓国でも連日高温の日が続いているなどと報じられているのですが、人気スポットとなるのは水遊びが出来る施設です。そのウォーターパークの水質に関して調査を行ったところ残留塩素の濃度が高いことがわかったとしています。

韓国メディアSBSによると、国内にある4つの大型ウォーターパークの水質に関して調査を行ったところ、水質は国内基準を満たしていたものの基準に含まれていない結合残留塩素の濃度が国際基準よりも遥かに高かったことがわかったと報じています。

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SBSによると、家族でとあるウォーターパークにでかけたものの、帰宅後赤ちゃんの足に蕁麻疹のような物が出ている例や成人と考えられる人が胸や尻、腕などにニキビのようなデキモノができたという例がいくつか報告されていたらしく、韓国消費者院がウォーターパークの水質の調査を行っていました。

韓国消費者院によると結合残留塩素の濃度が高くなると目や皮膚の刺激や呼吸器障害が発生するものの、韓国では水質に含まれる結合残留塩素の濃度の基準値は設けられていないといいます。そのうえでアメリカやWHOの基準では1リットルあたり0.2mg以下という基準があるものの、今回調査が行われたウォーターパークの水質は最大で0.56mgが検出され、対象となった4つの施設全てでWHOの基準値を超えていたとしています。

結合残留塩素は人の汗や尿といった分泌物が消毒として用いられる塩素と反応して生じるもので、韓国消費者院は水質基準の検査項目に結合残留塩素を追加し水質検査をサイクルを短縮する必要があると関係省庁に要請しているとのことです。