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近年様々な事故を立て続けに発生させている大韓航空に関して、先日猛暑の中を冷房設備が故障した状態で1時間近く飛行し、乗客が抗議するなどトラブル発生していたと報じられています。(写真は同型機)

韓国日報によるとトラブルが発生したのは今月12日、大韓航空の済州発ソウル行きの国内線で当時午後4時40分に済州国際空港を出発し午後5時30分にソウル金浦空港に到着したKE1240便(ボーイング 747-400)だとしています。

한국일보 : 사회 : [단독] 냉방장치 고장 알고도 ‘찜통 비행’한 대한항공

この機体には夏休み期間で更に週末ということもあり、乗客402人が乗り込んだ満席の状態だったといいます。この機体はこの日、済州とソウル間を1日に2往復、合計4回のフライトをすることになっていたものの最初のフライトで機内の空気を循環する「パック」と呼ばれる装置の一部が故障していることに気づいていたといいます。

しかし、大韓航空側は飛行をキャンセルするほどのトラブルではないなどと理由をつけフライトを行っていました。機内の様子に関して記事によると、機内温度は離陸前の段階で30度以上になっており、ソウルに到着した頃は35度に達していたといいます。そのためソウルに到着後空港で乗客らが激怒するなどトラブルが発生していたといいます。

記事によるとこの日、1回目のフライトの時点で客室乗務員らが飛行はキャンセルするべきだと大韓航空側に訴えていたものの社の管理部門は飛行には問題はないなどと聞く耳を持たなかったとも報じられています。

この事故について、大韓航空の関係者は故障してたのは3つ搭載されているパックの1つだけだったとしており、基準としては飛行可能でありMELという飛行基準には違反していないと反論しています。ちなみに大韓航空の客室乗務員のマニュアルでは客室内の温度は24~26度を保つように指示されていました。大韓航空では2016年にも同じく空調が効いていない状態で飛行しています。